アドバイザーとの会話
私:
「こんにちは。ピアスを買おうと思っているんですが、『18G』とか『16G』とか書いてあって、何のことかさっぱり分からなくて…。この2つって、何がどう違うんですか?」
アドバイザー:
「こんにちは!ピアスの『G(ゲージ)』は、軸の『太さ』を表す単位なんですよ。多くの方が最初に戸惑うポイントなので、一緒に確認していきましょう。一番大事なのは、ゲージは数字が小さいほど、軸が太くなるということです。」
私:
「えっ、そうなんですか!?数字が大きい方が太いんだと、ずっと思ってました…。」
アドバイザー:
「逆なので、びっくりしますよね。具体的に言うと、18Gが約1.0mm、16Gが約1.2mmの太さになります。たった0.2mmの差ですが、ピアスホールにとってはこれがとても大きな違いになるんです。」
私:
「なるほど…。じゃあ、私はどっちを選んだらいいんでしょうか?」
アドバイザー:
「それは、どんなピアスを楽しみたいかによりますね。例えば、雑貨屋さんなどで売っているような、いわゆる普通のファッションピアスを楽しみたいなら、18Gが主流です。デザインが豊富で、たくさんの選択肢があります。」
私:
「なるほど、ファッションピアスは18Gなんですね。」
アドバイザー:
「はい。一方で、ピアスホールをしっかり安定させたい、トラブルを避けたい、あるいは軟骨に開けたいという場合は、16Gが断然おすすめです。軸が太い分、ホールが安定しやすく、少しの衝撃で傷つけたりするリスクが減るんですよ。」
私:
「軟骨は16Gの方がいいんですね!ちなみに、今18Gのピアスが入っているんですけど、ここに16Gのピアスって入りますか?」
アドバイザー:
「良い質問ですね。基本的に、細い18Gのホールに太い16Gのピアスを無理やり入れるのはNGです。ホールを傷つけてしまう可能性があります。逆に、太い16Gのホールに細い18Gのピアスを着けることはできますが、少し緩くて、くるくる回ったり、重いピアスだとホールが下に引っ張られたりすることがあります。」
私:
「そうなんですね。じゃあ、これから初めてピアスを開けるとしたら、どっちがいいんでしょう?」
アドバイザー:
「もし迷ったら、最初は16Gで開けるのがおすすめです。16Gでしっかり安定したホールを作っておけば、その後18Gのファッションピアスも着けられますし、もちろん16Gのピアスも楽しめます。選択肢が広がるんですよ。」
私:
「よく分かりました!ゲージの違いを知るだけで、ピアス選びが全然変わりそうです。ありがとうございます!」
この記事要約
ピアスの「G(ゲージ)」は軸の太さを表し、数字が小さいほど太くなります。具体的には18Gが約1.0mm、16Gが約1.2mmです。18Gは市販のファッションピアスの主流でデザインが豊富ですが、ホールがやや不安定になりがちです。一方、16Gは軸が太いためピアスホールが安定しやすく、軟骨やボディピアス、トラブルを避けたい場合に推奨されます。細い18Gのホールに太い16Gを入れるのは困難ですが、逆は可能です。初心者は安定しやすい16Gで開けると、その後のピアスの選択肢が広がります。
はじめに:ピアスの「ゲージ」って何?知らないと後悔するかも?
ピアスを選んでいる時、「18G」や「16G」といった表記を見て、「これって何のこと?」と疑問に思ったことはありませんか?この「G(ゲージ)」は、ピアスの軸(ポスト)の太さを表す単位のことで、実はピアス選びにおいて非常に重要なポイントです。
自分に合わないゲージを選んでしまうと、「ピアスが入らない!」「ホールが不安定になった…」といったトラブルの原因になることも。この記事では、特に多くの方が迷う「18G」と「16G」の違いについて、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。
数字が小さいほど太い!ピアスのゲージ(G)の基本ルール
まず、絶対に覚えておきたいゲージの基本ルール。それは、**「ゲージの数字が小さいほど、ピアスの軸は太くなる」**ということです。
多くの人が「数字が大きい=太い」と勘違いしがちですが、実際はその逆です。
- 20G(細い)← 18G ← 16G ← 14G(太い)
この関係性を頭に入れておくだけで、ピアス選びがぐっと楽になります。
【徹底比較】18Gと16G、太さはどれくらい違うの?
では、18Gと16Gの太さは具体的にどれくらい違うのでしょうか。
- 18G (ゲージ) = 約1.0mm
- 16G (ゲージ) = 約1.2mm
その差は、わずか0.2mm。しかし、繊細なピアスホールにとってこの0.2mmの差は非常に大きく、ピアスの着け心地やホールの安定性に大きく影響します。爪楊枝と、それより少し太いストローくらいの差をイメージすると分かりやすいかもしれません。
18G(ゲージ)の特徴:ファッションピアスの王道サイズ
18Gは、日本で市販されているピアスの中で最もポピュラーなサイズです。
- メリット
- デザインが圧倒的に豊富:雑貨店やアパレルショップで売られている、いわゆる「ファッションピアス」のほとんどがこの18G(またはさらに細い20G)です。可愛いデザインやおしゃれなピアスをたくさん楽しみたいなら、18Gが最適です。
- ホールが目立ちにくい:軸が細い分、ピアスを外した時にホールの穴が比較的小さく、目立ちにくいです。
- デメリット
- ホールが不安定になりやすい:軸が細いため、少しの引っかかりや衝撃でホールが傷つきやすく、炎症などのトラブルが起きやすいことがあります。
- 重いピアスには不向き:重さのあるピアスを着けると、細い軸がホールに食い込み、ホールが下に伸びてしまう(裂けてしまう)リスクがあります。
16G(ゲージ)の特徴:安定しやすくトラブルが少ない安心サイズ
16Gは、ボディピアスの基本サイズとされ、ピアスの穴を安定させたい場合に推奨されるサイズです。
- メリット
- ホールが安定しやすい:軸が太いため、しっかりとした丈夫なピアスホールが完成しやすいです。一度安定すれば、トラブルが格段に少なくなります。
- 軟骨ピアスに最適:皮膚が硬く、安定しにくい軟骨部(ヘリックス、トラガスなど)には、16Gの太さが推奨されます。
- 衛生を保ちやすい:ホールにゆとりがあるため、洗いやすく、清潔な状態を保ちやすいです。
- デメリット
- デザインの選択肢が少ない:ファッションピアスに比べると、デザインの種類は限られます。ボディピアス専門店などで探す必要があります。
- ホールがやや目立つ:18Gに比べると、ピアスを外した時のホールの穴は少し大きくなります。
【重要】18Gのホールに16Gは入る?ゲージの互換性について
多くの方が気になるのが、ゲージの互換性です。
- 細いホールに太いピアス(18Gのホールに16Gのピアス)
基本的に、無理やり入れるのはNGです。完成して間もないホールや、体調によっては縮んでいるホールに太い軸を入れると、ホール内を傷つけ、出血や炎症の原因になります。ただし、長年経過して安定しきったホールなら、ゆっくりと挿入できる場合もあります。 - 太いホールに細いピアス(16Gのホールに18Gのピアス)
これは問題なく入ります。 ただし、ホールに対して軸が細いため、ピアスがくるくる回ったり、下を向いてしまったりすることがあります。また、細い軸を長期間着け続けると、ホールがその細さに合わせて縮んでしまう可能性があります。
【部位別】耳たぶ・軟骨(ヘリックス/トラガス)におすすめなのはどっち?
- 耳たぶ(イヤーロブ)
- ファッション性を重視するなら → 18G
- ホールの安定やトラブル防止を重視するなら → 16G
- 軟骨(ヘリックス、トラガス、インナーコンクなど)
- 基本的には → 16Gが絶対におすすめ
軟骨部は皮膚が硬く、トラブルも起きやすいため、安定しやすい16Gで開けるのが一般的です。
- 基本的には → 16Gが絶対におすすめ
初めてのピアス。ピアッサーは何ゲージを選べばいい?
これから初めてピアスを開けるという方は、ピアッサーのゲージ選びも重要です。
- 結論:迷ったら「16G」のピアッサーがおすすめ
理由は、まず16Gで安定したホールを作っておけば、その後、18Gのファッションピアスを着けることも、16Gのピアスを着けることもできるからです。いわば**「大は小を兼ねる」**の発想です。最初に細い18Gで開けてしまうと、後から16Gのピアスを着けたくなった時に拡張が必要になり、手間がかかります。
18Gから16Gへ。ホールを安全にサイズアップする方法
もし18Gのホールを16Gにしたい場合、無理やりピアスを押し込むのではなく、「拡張器(エキスパンダー)」という専用の器具を使って、少しずつホールを広げるのが安全な方法です。ただし、セルフでの拡張は痛みを伴い、トラブルのリスクもあるため、慎重に行うか、専門のスタジオに相談することをおすすめします。
結論:あなたに合うのは18G?16G?選び方の最終チェック
これまで見てきたことを元に、あなたに合うゲージを最終チェックしましょう。
- こんなあなたは【18G】がおすすめ
- とにかく可愛いデザインのピアスをたくさん着けたい
- ピアスは耳たぶにしか開けない予定
- ピアスを外した時のホールは、できるだけ目立たない方がいい
- こんなあなたは【16G】がおすすめ
- ピアスホールのトラブルは絶対に避けたい
- 軟骨にもピアスを開けたい、または開けている
- これからピアスを開ける初心者
- 一つのピアスを長く愛用したい
ゲージの違いを正しく理解して、安全で快適なピアスライフを楽しんでくださいね。