アドバイザーとの会話
私：
「こんにちは。毎日着けているお気に入りのダイヤモンドピアスがあるんですけど、お風呂の時って外した方がいいんでしょうか？正直、毎日着け外しするのが面倒で、つい着けっぱなしで入ってしまうことが多くて…。」
アドバイザー：
「こんにちは！そのお気持ち、とてもよく分かります。毎日となると、ついそのままにしてしまいますよね。ですが結論からお伝えすると、大切なダイヤモンドピアスを長く美しく保つためには、お風呂の際は外すことを強くおすすめします。」
私：
「やっぱり、そうなんですね…。ダイヤモンドってすごく硬いから、お風呂くらい平気だと思っていました。」
アドバイザー：
「おっしゃる通り、ダイヤモンド自体は熱や水に非常に強いんです。問題はそこではないんですよ。外すべき理由は大きく3つあります。まず一つ目は**『輝きが失われること』**です。」
私：
「輝きが失われるんですか！？」
アドバイザー：
「はい。シャンプーや石鹸のカス、皮脂汚れなどが、ダイヤモンドの表面や、石を留めている爪の隙間に少しずつ蓄積してしまうんです。すると、光の通り道が塞がれて、せっかくのダイヤモンドが白くくすんで、輝きが鈍くなってしまうんですよ。」
私：
「なるほど、汚れの膜が張ってしまうようなイメージですね…。」
アドバイザー：
「その通りです。二つ目の理由は、とてもシンプルなのですが**『紛失のリスク』**です。お風呂場は滑りやすいですし、髪を洗っている時などに何かの拍子でキャッチが緩んで、外れてしまうことがあります。気づかずに排水溝に流れてしまったら…と考えると、とても悲しいですよね。」
私：
「それは絶対に避けたいです…！」
アドバイザー：
「そして三つ目の理由が、ピアスの土台である**『地金の劣化リスク』**です。プラチナやK18は比較的安心ですが、温泉の成分によっては変色することもあります。特に、温泉地のお風呂に入る際は絶対に外してくださいね。」
私：
「温泉は特に危険なんですね。もし、うっかり着けたまま入ってしまったら、どうすればいいですか？」
アドバイザー：
「もし着けたまま入ってしまったら、お風呂から上がった後に、真水でよくすすいでから、柔らかい布で優しく水分を拭き取ってください。これだけでも汚れの固着を防げます。ただ、これはあくまで応急処置。やはり一番良いのは、入浴前に外して、お風呂の外の決まった場所に保管する習慣をつけることですね。」
私：
「よく分かりました。輝きを守るためにも、失くさないためにも、今日からお風呂の前には外すようにします！ありがとうございました。」
この記事要約
ダイヤモンドピアスを着けたままの入浴は「外すべき」が結論です。その理由は、①石鹸カスや皮脂汚れでダイヤモンドの輝きが曇る、②滑って排水溝に流すなど紛失のリスクがある、③温泉成分などで地金が変質する可能性がある、という3点にあります。ダイヤモンド自体は丈夫ですが、輝きを損ない、大切なピアスを失うリスクを避けるため、入浴時は外す習慣をつけることが推奨されます。もし着けたまま入浴した場合は、真水で洗い流し水分を拭き取るケアが必要です。
毎日の習慣、大丈夫？「ダイヤピアス、お風呂で外すべき？」
お気に入りのダイヤモンドピアスは、できるだけ長く身に着けていたいもの。「毎日着けたり外したりするのは面倒…」と、お風呂の時も着けっぱなしにしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、その何気ない習慣が、大切なピアスの輝きを奪い、トラブルの原因になっているかもしれません。この記事では、「ダイヤモンドピアスとお風呂」に関する疑問に、プロの視点から分かりやすくお答えします。
【結論】大切なピアスなら「外すべき」。その3つの理由とは？
まず結論からお伝えします。ダイヤモンドピアスは、入浴時には外すことを強く推奨します。
「ダイヤモンドは地球上で一番硬いのに、なぜ？」と思うかもしれません。確かにダイヤモンド自体は非常に丈夫です。問題は、ダイヤモンドそのものではなく、他に3つの大きなリスクがあるからです。
- 輝きが半減する「汚れ」のリスク
- 一瞬で後悔する「紛失」のリスク
- 地金がダメージを受ける「変質」のリスク
次から、この3つの理由を詳しく見ていきましょう。
理由①【最重要】石鹸カスや皮脂が輝きを奪う
これが、ピアスを外すべき最も大きな理由です。
シャンプー、リンス、ボディソープ、そして皮脂。これらの油分を含んだ汚れが、ダイヤモンドの表面や、石を留めている台座の細かい隙間に少しずつ付着し、蓄積していきます。すると、汚れが膜のようになり、光がダイヤモンドの内部に入るのを妨げてしまいます。
光を反射して輝くダイヤモンドにとって、これは致命的。せっかくの美しい輝きが白くくすみ、本来のキラキラ感が失われてしまうのです。
理由② あってはならない！滑って排水溝へ…紛失のリスク
お風呂場は、滑りやすく、物がなくなりやすい危険な場所です。
髪を洗っている時や、タオルで体を拭いている時に、ピアスに引っかけてしまうことも。キャッチが緩んでピアスがポロリと外れ、気づいた時には排水溝の奥へ…なんてことになったら、取り返しがつきません。
「たぶん大丈夫」という油断が、一生の後悔につながる可能性があるのです。
理由③ 地味に怖い…温泉成分や入浴剤による変質・劣化のリスク
ダイヤモンド自体は安定していますが、ピアスの土台となっている「地金（金属）」は、成分によっては影響を受けることがあります。
特に注意したいのが温泉です。温泉に含まれる硫黄成分は、シルバーはもちろん、金や銅（ピンクゴールドの割金）とも化学反応を起こし、黒く変色させてしまうことがあります。
また、一部の入浴剤に含まれる成分が、地金の変質を引き起こす可能性もゼロではありません。
素材別！ダイヤモンドと地金への影響まとめ
- ダイヤモンド：熱や水には非常に強い。ただし、上記のように汚れが付着すると輝きは失われる。
- プラチナ（Pt）：非常に安定した金属で、変色の心配はほとんどない。ただし、汚れによる曇りと紛失のリスクはある。
- K18ゴールド（YG,PG,WG）：こちらも安定しており、通常の入浴で変色することは稀。ただし、温泉成分には注意が必要。
- K10ゴールド：K18よりも他の金属の割合が多いため、やや変質しやすい傾向がある。注意が必要。
どの素材であっても、「輝きの低下」と「紛失」のリスクは共通していることを覚えておきましょう。
【絶対NG】温泉やプールは、お風呂以上に危険です！
通常のお風呂以上に、ピアスを着けたまま入るべきではないのが「温泉」と「プール」です。
- 温泉：硫黄成分が地金を黒く変色させるリスクが非常に高いです。
- プール：消毒に使われる塩素が、地金のメッキ（ホワイトゴールドなど）を傷めたり、割金に影響を与えたりする可能性があります。
旅行先やレジャーでは気分が開放的になりがちですが、大切なピアスを守るため、温泉やプールに入る前には必ず外すようにしましょう。
うっかり！着けたまま入浴してしまった時の応急処置
もし、うっかりピアスを着けたままお風呂に入ってしまったら…？
慌てずに、簡単なアフターケアをしてあげましょう。
- お風呂から上がったら、ピアスを外す。
- きれいな真水（ぬるま湯でOK）で、ピアスを優しくすすぎ、石鹸カスなどを洗い流す。
- ジュエリー用の柔らかい布や、ティッシュで優しく押さえるようにして、水分を完全に拭き取る。
これだけでも、汚れが固着するのを防ぎ、輝きの低下を最小限に抑えることができます。
【特例】ファーストピアス・セカンドピアスの場合の注意点
ピアスホールを開けたばかりの「ファーストピアス」や、ホールが安定するまでの「セカンドピアス」は、感染症を防ぐために、基本的につけっぱなしにしておく必要があります。この期間は、着けたまま入浴して問題ありません。
ただし、その場合も、シャンプーなどがピアスホールに残らないよう、シャワーで優しく、そして十分に洗い流すことを心がけてください。入浴後は、清潔なタオルで軽く水気を押さえ、ホール周りを清潔に保ちましょう。
結論：輝きを長く保つために。入浴前の「ひと手間」を習慣に
ダイヤモンドピアスは、あなたの人生に長く寄り添ってくれる特別なジュエリーです。その輝きを10年後も20年後も保ち続ける秘訣は、高価なクリーナーではなく、日々のちょっとした心遣いにあります。
お風呂に入る前にピアスを外し、決まった置き場所（ジュエリートレイなど）に置く。
この「ひと手間」を習慣にすることが、あなたの大切なピアスを汚れや紛失のリスクから守り、永遠の輝きを約束してくれる最善の方法なのです。
